主催:次世代安心・安全ICTフォーラム
NTTドコモでは、2020年3月25日より第5世代移動通信システム(5G)の商用サービスを開始しました。これまで5Gユースケースの創出という形で、さまざまな業界のパートナー企業とともに数々の実証実験を重ねてきました。その適用領域として重要な領域の一つが医療分野です。本講演では、NTTドコモにおける5Gの状況について簡単に紹介し、そのエリア展開や、5Gの特長を活かしたユースケース展開に向けて、無線技術だけではなくNW全体を用いた回線基盤として産業界に向けて提供する方向性について述べます。さらに、重要な5Gの適用領域として挙げられている医療分野に向けたソリューションの実現に向け、基本的な方向性、およびより高度な医療提供をめざして継続中の取り組みについて紹介します。
本講演では、近年多発する事前災害へのレジリエンス向上を考える上で検討されている情報通信の各課題を踏まえ、災害発生時に要求されるICT(Information and Communication Technology)技術の在り方について、我々の研究グループが東日本大震災以降取り組んできた耐災害ICT技術に関する研究開発の動向を紹介しつつ今後の展開について述べます。
第5世代移動通信(5G)において衛星通信の役割が注目され、連携が期待されています。本講演では、これまで検討されてきた有効なユースケースや必要な技術課題等について、NICTで研究開発してきた衛星通信技術ととともに紹介します。また、スペースICT推進フォーラムにおいても5G/Beyond5G連携技術分科会を設置し、議論を進めておりますので合わせて紹介します。
本年3月18日に開催された「災害・危機管理ICTシンポジウム2021」を、2011年11月8日~15日の期間限定でオンデマンド配信します。聴講をご希望の方は、以下の案内ページから聴講申込みをお願いいたします。
第25回「震災対策技術展」横浜 セミナーオンデマンド配信のご案内:https://www.shinsaiexpo.com/yokohama/online-seminar/
2021年3月18日(木)13:00 ~ 15:50(開場12:30)
パシフィコ横浜 アネックスホール F203
〒220-0012 横浜市西区みなとみらい1-1-1
交通案内:https://www.pacifico.co.jp/Portals/0/resources/promoter/dl/pdf/map_color201705_j.pdf
近年の度重なる自然災害の発生や新型コロナウイルス感染症対策等で、社会の危機管理への対応力の向上は喫緊の課題となっています。次世代安心・安全ICTフォーラムでは従来から、災害対策や危機管理の問題について、新たなICT技術の発掘とその社会への実装について取り組んできたところですが、今またこのような流れを一層強化する必要性に迫られていると感じます。
このような問題意識の下で、今回の講演会では、災害対応におけるICT技術の実装の取り組み例や新しい5G技術の医療への応用について紹介し、さらには宇宙利用を巻き込んだ今後の展望としてスペースICTへの期待について紹介します。
13:00 ~ 13:10 | 開会挨拶 | 松島 裕一 | 次世代安心・安全ICTフォーラム 会長 |
13:10 ~ 13:20 | 来賓挨拶 | 山野 哲也 | 総務省 国際戦略局技術政策課 研究推進室 室長 |
13:20 ~ 14:00 | 5Gと医療分野への応用に向けた取り組みについて | 油川 雄司 | 株式会社NTTドコモ ネットワークイノベーション研究所 担当部長 |
14:00 ~ 14:10 | 休憩 | ||
14:10 ~ 14:50 | 自然災害へのレジリエンス向上に寄与する耐災害ICT技術開発 | 川本 雄一 | 東北大学 大学院情報科学研究科 准教授 |
14:50 ~ 15:00 | 休憩 | ||
15:00 ~ 15:40 | 衛星通信と5G/Beyond5Gの連携 | 高橋 卓 | 国立研究開発法人情報通信研究機構 ワイヤレスネットワーク総合研究センター 鹿島宇宙技術センター長 |
15:40 ~ 15:50 | 閉会挨拶 | 熊谷 博 | 次世代安心・安全ICTフォーラム 企画部会長 |