セルラードローンが創る未来について

セルラー通信は、点検・農業・物流など、様々な産業への活用が期待されるドローンの可能性を更に広げることができます。「セルラードローン」を支えるドローンプラットフォーム「docomo sky」の導入事例を交えながら、技術観点およびビジネス観点の両側面から、セルラードローンの現状と課題、さらにAIや5Gとあわせた未来の可能性についてご紹介していきます。

災害時運用も想定したドローン用遠隔制御・通信技術

近年ますます活用が広がり、災害時等でもその有効性が期待されているドローン(小型無人航空機)ですが、現在主流を占める2.4GHz帯Wi-Fiバンドでの運用は、今後期待される長距離・目視外飛行には適していません。本講演では、ドローンの無線通信の課題とその対策とともに、NICTで取り組んでいる安全運航のための新たな無線通信技術の例を紹介します。

衛星・HAPSと連携した広域ネットワーク利用型ドローンの研究開発動向

本講演では、直接電波見通し外環境においてドローンを利用する際に想定される広域ネットワーク型の通信システムについて紹介し、その研究開発動向を概説します。また、ドローンの広域運用を想定したNICTの研究開発の取り組みについていくつか紹介します。

IoTネットワーク「Sigfox」~Welcome to the 0G revolution!~

センシング技術の普及に伴いセンサーから収集されたデータを直接クラウドに連携するIoTのニーズが高まっています。IoTネットワーク「Sigfox」はセンサーの生み出すデータを収集・活用することに最適化された新しいコンセプトのネットワークです。本講演では「Sigfox」の概要ならびに社会の安心・安全に寄与する最新の活用事例をご紹介します。

LoRa によるセンサーネットワーク

LPWAを用いた通信方式は各種存在しますが、各方式はそれぞれに特徴や特性を持っており、適材適所で使用されています。 本公演では、LPWAの一方式であるLoRaを用いたセンサーネットワークについて、八王子等で行っている実例について紹介します。また、LoRaの方式について他の方式と比較した際の長所と短所を含めて、LPWAに関する実装の実状に関して紹介します。

開催日時

2019年12月26日(木)13:30~17:00(開場13:00)

開催場所

早稲田大学 グリーン・コンピューティング・システム研究開発センター(早稲田大学40号館)
プレゼンテーションルーム102室

〒162-0042 東京都新宿区早稲田町27

交通案内https://www.waseda.jp/inst/gcs/access/

東京メトロ東西線「早稲田」駅(2番出口より)徒歩1分

開催趣旨

次世代安心・安全ICTフォーラムは新しいICT技術と社会実装の橋渡しの役割を果たすことを目的としており、今回のワークショップではこれからの安心・安全かつ高度化した社会を支えるドローン通信技術や、センサーネットワーク技術の新たな展開について紹介を行い、社会での活用に関してユーザを含めた幅広い視点から討論を行います。

プログラム

13:30 ~ 13:35開会挨拶松島 裕一次世代安心・安全ICTフォーラム 会長
第一部 広域ドローン用通信技術の動向
13:35 ~ 14:10セルラードローンが創る未来について原 尚史株式会社NTTドコモ 法人ビジネス戦略部 ドローンビジネス推進担当部長 兼イノベーション統括部事業創出・投資 担当部長
14:10 ~ 14:45災害時運用も想定したドローン用遠隔制御・通信技術三浦 龍情報通信研究機構 ワイヤレスネットワーク総合研究センター 上席研究員
14:45 ~ 15:20衛星・HAPSと連携した広域ネットワーク利用型ドローンの研究開発動向小野 文枝情報通信研究機構 ワイヤレスネットワーク総合研究センター ワイヤレスシステム研究室 主任研究員
15:20 ~ 15:30休憩  
第二部 LPWAによるセンサーネットワーク
15:30 ~ 16:05IoTネットワーク「Sigfox」~Welcome to the 0G revolution!~大木 浩京セラコミュニケーションシステム株式会社 LPWAソリューション事業部 副事業部長
16:05 ~ 16:40LoRa によるセンサーネットワーク田中 雅人株式会社M2Bコミュニケーションズ 代表取締役
16:40 ~ 16:45閉会挨拶熊谷 博次世代安心・安全ICTフォーラム 企画部会長
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