Connected Car社会の実現に向けた総務省の取組

総務省は、車とネットワークがつながり、新たな価値やビジネスが創出される安全・安心な「Connected Car」社会の実現に向け、無線通信ネットワークを活用した「Connected Car」がもたらす新たな社会像やその推進方策等についての検討を進めています。本講演では、Connected Carの基盤となることが期待されている5G(第5世代移動通信システム)の検討状況等を含め、Connected Car社会の実現に向けた総務省の取組について紹介します。

自動運転技術の現状と課題

現在、自動運転自動車に関する研究開発が世界各国で活発に行われており、日本においても金沢大学が市街地の公道で走行実験を行うなど活発な研究開発が行われています。この自動運転自動車の開発には多岐にわたる技術開発が必要とななります。本講演では、金沢大学の開発実例を通して自動運転に必要な技術について解説するとともに、自動運転技術の現状について述べます。また公道走行実験から得られた課題について述べるとともに、将来の交通社会を支える自動運転技術に対する将来展望についても述べます。

PDF(講演資料:3.89 MB)

自動運転技術の国際基準化活動における基本的な考え方と進捗状況

国連欧州委員会の自動運転分科会(ITS/AD)は、自動運転技術の基本的な考え方を整理し、国際道交条約との整合性を図る活動などにより自動運転技術の国際基準化を企画しています。最近では自動運転おけるサイバーセキュリティと情報保護に関するガイドラインを発行したところです。これらの活動状況について報告します。

PDF(講演資料:1.15 MB)

新たな高度交通サービスを支える軽量暗号技術とその可能性

車車間通信、自動運転、自動車データを活用した保険等、新たに広がりつつある高度交通・自動車情報サービスにおいて、車載センサーデータを守ることは、システムの信頼性を保ち、プライバシーリスクを下げるために必須の課題です。しかしながら車載センサーやその制御ICは実装リソースの制限が厳しいデバイスであり、従来のセキュリティソリューションがそのまま適用できない場合があります。本講演では、このような厳しい条件でも低コストで守ることが可能な軽量暗号技術について、標準化状況や実装データとともに紹介します。

内容

交通の安心・安全を支えるICTとその背景に関する講演会です。当該分野の第一人者に講演をお願いし、安心・安全分野におけるICT利活用の啓蒙・普及を推進します。

開催日時

2017年7月4日(火)13:00 ~ 16:00(開場12:30)

開催場所

SYDホール

〒151-0051 東京都渋谷区千駄ケ谷4-25-2 修養団SYDビル

※講演会場への入口は建物の外階段を上った2階にあります。1階の入口からは会場へ通じておりませんのでご注意ください。

交通案内http://www.syd.or.jp/hall-access.html

JR山手線・中央本線「代々木駅」西口より徒歩5分

本講演会は平成29年度情報通信月間の参加行事です。

講演会プログラム

13:00 ~ 13:05開会挨拶 次世代安心・安全ICTフォーラム 会長
13:05 ~ 13:10来賓挨拶越後 和徳総務省 情報通信国際戦略局 技術政策課 研究推進室 室長
13:10 ~ 13:40Connected Car社会の実現に向けた総務省の取組中村 裕治総務省 総合通信基盤局 電波部 移動通信課 高度道路交通システム推進室 室長
13:40 ~ 14:40自動運転技術の現状と課題菅沼 直樹金沢大学 新学術創成研究機構 未来社会創造研究コア 自動運転ユニット ユニットリーダー 准教授
14:40 ~ 14:50休憩  
14:50 ~ 15:20自動運転技術の国際基準化活動における基本的な考え方と進捗状況関根 道昭自動車技術総合機構 交通安全環境研究所 自動車研究部 主席研究員
15:20 ~ 15:55新たな高度交通サービスを支える軽量暗号技術とその可能性盛合 志帆情報通信研究機構 サイバーセキュリティ研究所 セキュリティ基盤研究室長
15:55 ~ 16:00閉会挨拶細川 瑞彦情報通信研究機構 理事
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